[考察] 日本企業の社員のやる気は世界最下位

社員のやる気(従業員エンゲージメント)に関する調査報告(※)がある。
結果は以下の通り

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1位 インド 77%
2位 デンマーク 67%
3位 メキシコ 63%
5位 アメリカ 59%
-位 中国 57%
-位 ブラジル 55%
-位 ロシア 48%
-位 韓国 40%
-位 日本 31%
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中国を下回る最下位とは驚いたがやる気が低いという調査結果には驚かない。
現状に不満は持ちつつも生活水準は平均以上であることには満足して会社に貢献しようと思わない
昭和末の不景気育ちから無駄な期待も労力も掛けない世代が今の社会の大半を占めているように思う。

一方、
インド式経営の中心的概念には「ホリスティック・エンゲージメント」があり、
これが社員のやる気に一因にあるという。結果として、そのやる気がインド経済の成長を支えているという。
ホリスティック・エンゲージメントは、社会、企業、個人の価値観が相互関係を保たせるもののように取れる。

日本は自社に視線戻すと、
企業の理念が経営者の言葉となっているかは別としても、社員がそれに共感を抱けているのか疑問が残る。以前以上に一方的に感じることも少なくない。
確かに感じるのは、その理念を元としたのか不明な上部からのアナウンスに共感持てている社員が多くないことだ。

マズローの欲求段階説
日本経済の急成長の末、生活水準が著しく上がった。
マズローの欲求段階説で言えば自我も欲求や自己実現の領域である。
一方、会社は未だ社員の生理的欲求や安全の欲求を満たすことで満足している。
会社と社員で焦点が違って来ているのだ。
会社で欲求が満たされないとなれば、やる気が損なわれるのも不思議ない。

ダイヤモンドオンラインの記事では、
まず経営者自身の価値観と企業の価値観をエンゲージメントした上で、社員の価値観をエンゲージメントさせるべきだとある。
確かなのかも知れない。大きい会社で如何にそれを成すかはもはや素人の想像の域でない。

もはや期待もしない不景気世代に続くやわやわなゆとり世代。
日本企業が如何にハンドリングするか見ものだ。


と閉めつつ、
インドや中国はマズロー説ではどこに位置しているんだろう?
アメリカなど、間違いなく自我や実実現の域なのに上位に君臨しているのはやはり会社にその変化に適応したということなのだろうか?
それとも、アメリカも広く地域的分布が調査結果に影響しているのだろうか?
KENEXAのフルレポートを読みたいが個人情報を差し上げるのは気が引ける


※アメリカの人事コンサルティング会社KeneXa High Performance Institute調べ
 28か国、社員100名以上の企業のフルタイム従業員3万3000人を対象にアンケート

ref:
世界でダントツ最下位!日本企業の社員のやる気はなぜこんなに低いのか?
http://diamond.jp/articles/-/30488
GLOBAL SURVEY FAST TRACKS EMPLOYEE ENGAGEMENT TO TOP OF THE BUSINESS AGENDA
http://www.gettheworldmoving.fr/blog/employee-engagement-on-the-business-agenda
The Many Contexts of Employee Engagement, KENEXA
http://khpi.com/Current-R-D/WorkTrends/Context-EE
2013-01-15 22:19 : 考察 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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